はじめに
MIDIで音の高さを指定するのは「ノート番号」(0–127)という数字です。「60」と言われてもすぐに「C4」とわかる人は多くないでしょう。
当サイトのMIDIノート変換表は、0–127の全ノートに対応する音名・オクターブ・周波数を一覧できるツールです。この記事では基本の使い方と、実際にどんな場面で役立つかを紹介します。
基本の使い方
ノート番号から音名を調べる
MIDIノート変換表を開くと、0–127の全128ノートが一覧で表示されます。
各行には以下の情報があります。
- ノート番号: 0–127の数値
- 音名: C, C#, D, D#, E, F, F#, G, G#, A, A#, B
- オクターブ: -1から9まで
- 周波数(Hz): A4 = 440Hzを基準に計算
よく使う基準点
| ノート番号 | 音名 | 用途 |
|---|---|---|
| 0 | C-1 | MIDIの最低音 |
| 36 | C2 | キックドラムでよく使われる |
| 60 | C4 | 中央C(ピアノの真ん中) |
| 69 | A4 | チューニングの基準音(440Hz) |
| 127 | G9 | MIDIの最高音 |
こんなときに使える
外部キーボードでドラムマシンを鳴らしたい
MIDIキーボードからSyntaktやSP-404mk2のドラム音源を鳴らしたいとき、「キーボードのどのキーを押せばキックが鳴るのか」を知る必要があります。
機材のマニュアルには「Kick = Note 36」のようにノート番号で書かれていることが多いですが、鍵盤上のどこかはすぐにわかりません。変換表で調べれば「36 = C2」とわかるので、キーボードのC2キーを押せばキックが鳴ります。
シーケンサーでベースラインを打ち込みたい
SyntaktのMIDIトラックでTD-3にベースラインを送る場合、シーケンサー上ではノート番号で表示されます。「E1の音を入力したいけど何番?」というとき、変換表で「E1 = 28」とすぐに確認できます。
逆に、シーケンサー上で「40」と表示されているノートがどの音か知りたいときも、変換表で「40 = E2」と引けます。
MIDIチェッカーと組み合わせて使う
当サイトのMIDI接続チェッカーでは、受信したMIDIイベントのノート番号がリアルタイムで表示されます。チェッカーに表示されたノート番号を変換表で引けば、実際にどの音が送受信されているかを確認できます。
メーカー間のオクターブ番号の違いに注意
実はMIDIの世界では、「ノート番号60がどのオクターブのCか」がメーカーによって異なります。
- C4 = 60: 当サイトの変換表の基準。MIDI規格の一般的な解釈
- C3 = 60: Yamaha、Rolandの一部製品
- C5 = 60: 一部のDAW
機材のディスプレイに「C3」と表示されているのに、MIDIチェッカーでは「60(=C4)」と表示される、といったズレが起きることがあります。これは故障ではなく、メーカーごとのオクターブ番号付けの違いです。ノート番号(0–127)自体は世界共通なので、番号で確認すれば間違いありません。
まとめ
MIDIノート変換表の活用ポイントを整理します。
- 番号↔音名の即引き: 「60 = C4」「36 = C2」といった対応をすぐに確認できる
- ドラムマッピングやシーケンサー入力に: マニュアルのノート番号から鍵盤の位置を特定したり、打ち込みたい音のノート番号を調べたりできる
- オクターブのズレに注意: メーカーによる番号付けの違いを知っておくと混乱しない